猿板

遊山黒子衆SARUの記録

四万川のスローライフ遊山 自給自足であること

釣り人

 四万十川源流点を越え檮原に入り、
更に県道2号線に車を進めると、
最深部の四万川につきます。
結婚した頃は、車を駐めて、
自宅まで歩いて登っていましたが、
今は砂防工事のお陰で、
自宅前まで車が入れるようになりました(苦笑)

 しかし便利になっても両親の生活は変わっていません。
実は、私の家庭で使う味噌や梅干しは、
全て四万川の母の手作りで、

原料の大豆・お米・麹(こうじ)も全て、
この四万川で両親が作る完全自家製です。
 この日も、今年の大豆が元気に発芽していました。
(勿論無農薬ですよ。)

 その昔は、醤油に至るまで作っていたようで、
いずれ復活させると母も意気込んでいました。(笑)

 又、この山間部の集落の生活水は、
全て山の湧き水です。
従って水道料金など無いので、
乾燥保存のゼンマイや、塩保存のイタドリなど、
ふんだんに水を使って、戻すことが出来るうえ、
水は混ざりものなしの天然水です。
昨今はやりのミネラルウォーターなど買う必要もなく、
私達も帰郷の度に、沢山持って帰っています。

 その山の滋養たっぷりな水で作る、
野菜や味噌、漬け物などの加工品など、
私の元気の源の一つであることに間違いありません。
 さあ、両親と自然が作り上げた作物と、
須崎で仕入れた新鮮なお魚で、
今宵も晩餐が始まります。

涼しく澄んだ空気の中に、家族の笑い声が響いています。
 おやっ、母は夕食の準備が済んだと思ったら、
父の好物のシバ餅(葉はサルトリイバラ)の制作に取り掛かったようですよ。(笑)


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