猿板

遊山黒子衆SARUの記録

清明の奥物部遊山 山桜

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 通草が咲いていた。

アケビアケビ科の蔓性落葉低木。
四月ごろ新葉とともに淡紫色の花が咲く
日本原産で本州・九州・四国の山野に自生する。

◆林道に入る
 最深集落久保を過ぎ
分け入った西熊別府林道の
日当たりがいい道沿いは
木々の目覚めが始まっていた。

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◆咲くらのこと
 かつて西熊渓谷は紅葉時期など
多くの行楽客で賑わう景勝の地だった。

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その頃に訪れる人を迎えようと
桜が植えられ茶屋が作られたが
バブル崩壊から人出は激減した。

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そんな人間社会の変化は関係なく
桜は毎年華麗な花で迎えてくれる。

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◆静かなとき
 「ヤマドリ ヤマドリ!!」

最近あまり見なくなったが
昔は「どどど」とほろを打たれ
山道で驚かされたものだ。

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山が静かになれば
生き物は安心するのか。
三嶺高知県側登山口は
いつもより静かだった。

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でも私達が歩く山道は
いつも静かだよなぁ。

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                 青天に日はゆるぎなし山ざくら  相馬遷