西日本は移動性高気圧に覆われ
日本海側の天気も次第に回復し
太平洋側は朝から穏やかに晴れる。
◆青天の日
11月27日四国山地は
初雪と初冠雪が観測された。
私達は短距離で標高が稼げる
奥物部の白髪山を訪れた。
◆川を遡る
物部川に沿ったR195を走り
30年通い続ける旧物部村に向かう。
日本の冬を決めるのは偏西風と海水温で
今のところ偏西風は昨年とほぼ同じ流れで
これが続けば昨年同様雪は少ないだろうが
海水温は高く寒波が来れば雪は増える。
そして一昨年はヨーロッパ
昨年は北アメリカを襲った
北極の寒気が今年どこに来るかで
温暖化や寒冷化の問題ではない。
◆麓を走る
「やっぱり雪見えんね」
旧物部村の最深集落
久保から白髪山が見えた。
四国山地の南端やしね。
それも予想していたことで
私が期待しているものはそれではない。
◆山腹を上がる
最深集落を過ぎ
渓を渡り西熊渓谷に入る。
秋色を残す渓谷の樹々は
冬に沈む前の輝きを見せてくれた。
林道西熊別府線は標高を上げ
視野の開ける中内台で車を降りる。
雪はここから見るに
三嶺の頂上に少しあるだけ。
でも四国山地南側はこんなもの。
雪はこれからが本番だから。
初雪に日のゆきわたる雑木山 行方寅次郎