標高約1450mの峠にある
誰もいない白髪山登山口は
一面真新しい雪に覆われていた。
◆静かなとき
「今日も貸し切りやね」
下界は雨。
この天気予報で
来る人は少ないろうねぇ。
◆待つとき
この時はまだ雪が降り続き
今出るとカメラを出すのが大変だろう。
もうすぐ止むから
少し休んで行こうや。
◆分け入るとき
30分位仮眠したろうか。
雲は明るくなり雪は収まってきた。
さて行ってみるか。
今年は降雪が少なく
降っては溶けてを繰り返し
寒波ごとに新雪と霧氷が楽しめ
腐れ雪(残雪)もなくいいことだ。
因みに暖冬であることと
雪が出来る条件は科学的に関係なく
これが今期の特徴なんだろう。
◆白いとき
この日の雪は南の空気が
寒気に触れ出来たもので水分が多く
細かい枝や樹皮に上手く乗っている。
「雪のトンネルやね」
そして冷雪はやや青みを帯びるが
今日の雪は限りなく白くて美しい。
いい風景だよなぁ。
風景の何処からも雪降り出せり 柿本多映