猿板

遊山黒子衆SARUの記録

ガイド慎子に同行遊山「立山連山」 出発の時

らいちょう温泉展望浴室

 明日の好天を約束する夕日差す雷鳥荘。
奥大日岳の雄志を眺め浸かるここの露天風呂は
硫黄の香りが心地よい山上の極楽ですね。
◆満天星
 目が覚めて窓から見上げた夜明けの空は
天の川まではっきり見て取れる満天の星空。
雄山の上にはオリオン座も輝いていました。

◆出発の朝
 今回は別山乗越から雄山を目指す
雷鳥平をぐるりと回る立山三山縦走コース。
その始まりは天気予報を覆す秋晴れでした。

乗越までの登りが今回一番の大仕事。
でもお天気が約束されてた一日は
のんびりペースではじめましょう。

◆朝日に向かう
 6時発。雷鳥荘から静かに標高を上げる。
南北に尾根を張る立山連山に囲まれた
雷鳥沢に朝陽が射し込むのは遅く
私たちは日の出に向かい登って行きました。

足場の悪い登山道を慎重に登る毎に
周りは明るくなり来た道を振り返れば
眼下に広がる広大な風景に励まされます。

◆針の山
 別山乗越で鋭い岩の峰が現れます。
立山曼荼羅に描かれた針の山「剱岳

立山連峰奥深くに鎮座し長年人を拒み続けた
天を突き刺すその峨々たる山容を持つこの山は
いつも特別なものだと感じさせてくれます。
  新涼の山々にふれ雲走る  今井つる女