猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童のうどん遍路 「たむら」

たむら

 二代目になりうどんが変わり
お客さんが離れてしまった店に
先代が再びうどんを打ち始めたと言う。
◆新たな頂へ
「以前から河童さんに・・・。」
いつぞやお休みだった天狗推薦店へ
Grand-path打ち合わせの後に
メンバー全員で向かいました。

◆生きているうどん                     blog Rankingへ
 殺風景な店内で主親子が
ただ黙々とうどんを作っている。
寡黙な先代の目線は客に向くことは少なく
息子に向いている事が多い様に感じます。

 揚げたてを頂く「釜揚げ」に拘る
30分も置けば死ぬと言われる生きたうどんは
先代の熟練で至った力みのない
軽いとも感じる極限のコシがありました。

◆継ぐ想い
 歯ごたえあれど柔らかい
弾力となめらかさが同居する麺には
釜揚げ独特の塩分が程よく残り
小麦粉の深い味わいを醸し出し
醤油のみならず卵の味をも引き立てる。
     
これ以上も以下もないと思う極みのうどんに
この技を託す息子を引き立てようとする
父の想いが打ち込まれている様に感じました。
  子を負へば 涼しき月を負ふごとし 上田日差子
  手打ちうどん たむら
   綾歌郡綾川町陶1090−3
   087−876−0922
   日曜定休