猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの花巡礼「皿ヶ峰」 若葉の頃

沢胡桃

 冬の眠りにあった森が
深呼吸するかのような
爽やかな空気漂う5月の森。


◆若葉の森へ
 皿ヶ峰は新緑の盛りを迎え
森は若葉色の空気に満ちてた
私はこの頃の森歩きが好きだ。



◆あまやどり
 葉を広げはじめた
ヤブレガサは山菜としても優秀だ。
              
その傘に守られるように
様々な森の花が咲きはじめた。


       
 雨が降りはじめた。
 「にわか雨やろうね」



              
◆雨上がる
 雨はすぐに止んだ。
雨降るごとに新緑はすすむ。
                 
 「風が気持ちいいね」
新しいウエアは正解のようだ。



 カッコソウの自生地に着く。
好きな場所に根を降ろした花は
色も力強く感じる。


                 


  破れ傘花といふものありにけり  大久保橙青