「甘いもの如何でしょうか」
私は街であまりは食べないが
山では欲しくなるんだなぁ〜♪
花央さんありがとうございます。
◆双耳峰のこと
杉林の直登が終わり
広葉樹に覆われた双耳峰である
国見山頂上部の尾根道に入る。
山麓から風が吹き上がる稜線は
雪が吹きだまり膝を超える箇所もあるが
新雪のラッセルは気持ちいいものだった。
◆雪のこと
雪は森を守っている。
たとえば北海道では「雪むろ」で
冬場の野菜など保存する。
それは空気を大量に含んだ雪は
「断熱材」となり外気温が氷点下でも
雪の下は0±0.5℃を保つからである。
また植物は冬全く活動しないわけでなく
僅かな活動があり僅かな熱を放出する。
そして雪が掛け布団のように地面を覆い
地熱もマントル対流により地表に伝わり
（だから地熱が伝わらない橋は凍りやすい）
森は雪に守られているとも言える。
◆四国のブナのこと
本州と比べ標高の低い四国山地は
稜線がブナの領域になることが多く
風が強いためあまり高く伸びず
低いところから枝を広げることが多い。
双耳峰であり稜線に橅が立ち並ぶ
それがこの山最大の魅力だと思う。
この稜線で一番大きいブナ。
なかなかの
美人さんだと思いませんか。
雪に来て美事な鳥のだまりゐる 原石鼎
