猿板

遊山黒子衆SARUの記録

梅雨に入る加持の山遊山 鎮

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 権現大岩の門を潜り
ゴロゴロ八丁を登り終えれば
梶ヶ森頂上に続く稜線に出る。

◆稜に乗る
 標高1400mの独立峰
双耳峰の梶ヶ森山頂部は
なだらかな稜線の上にある。

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◆ブナの森
 四国は標高1200mで
亜寒帯の植生域に入り
橅など落葉樹が生きている。

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もう花の時期は終わったが
ここのブナも開花が多かったよな。

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◆風が吹く

 「茂ってトンネルになったね」

 稜線の風が強いところは
リョウブなどの中低木が根を張る。

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 涼風が抜ける
山荘梶ヶ森にあがるが
ここもまだ施設閉鎖中だ。

 帰って近所で昼にするか。

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◆「コロナ死よりはるかに多い「外出自粛死」「経済自粛死」の恐怖」
 私は表記の論文に目がとまった。(以下抜粋)
  「筆者には専門家会議や政府の決定はまさに
   ジャニスの「集団的浅慮」の特色を有しているように見える。
   この状態になった際の集団の行動パターンは以下のものが挙げられる。

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  ・自分たちは無敵だという幻想が生まれる
  ・集団は完全に正しいと信じるようになる
  ・集団の意見に反対する情報は無視する
  ・ほかの集団はすべて愚かであり、自分たちの敵だと思う

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  ・集団内での異論は歓迎されない
  ・異論があっても主張しなくなる
     (出典:井上隆二・山下富美代『図解雑学・社会心理学』ナツメ社)

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   自粛=正解・正義の人たちから袋叩きされる」

私は「環境問題」「温暖化」も同様で
真面目な人ほど陥りやすい心理で
今自粛は必要だったかとの意見も上がっている。

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 「元々ウチは
   お客さん少ないきね」

そうよねぇ
   関係ないよね。

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              あぢさゐの色をあつめて虚空とす  岡井省二