猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの花巡礼2017「寒峰」 福寿草

群生地

 辿り着いた群生地には
まだ固く締まった雪が
たっぷりと残っていた。
◆残雪のこと
 雪は気温では
なかなか溶けない。
 「まだ早かったろうか?」



 「わ〜い雪や〜♪」
                     
◆太陽の花のこと
 大半は雪の下だろうが
日当たりと水はけがよく
何とか雪が溶けた場所に
福寿草は咲き始めていた。



そして私たちが
群生地に荷を下ろしたとき
                   
どんより空を覆っていた
雲が開き陽が差しはじめた。



◆温かいこと
 お日様って気持ちいいな。


                     
きっと福寿草もそう思っているよ。



この花は太陽の色を
纏っているからね。
                 


  日の障子太鼓の如し福寿草  松本たかし