木の枝から離れた氷が
はらりはらりと舞い落ちて
肌に当たる
霧氷の冷たさがしみてきます。
暦の上ではもう春ですね。
陽射しが変わったように感じます。
霧氷の美しい国見山
もうひとつ、登山道の変化も楽しい山です。
林道で標高を上げ
間伐後の二次林を緩やかに登り
真っ直ぐに登る防火帯を過ぎれば
ブナの尾根に出ます。
ここは瀬戸内海の冷風をまともに受け
冬は霧氷が楽しめるところ。
国見山
全国に数々ありますが
正に国を見る山。
この日は瀬戸内海に浮かぶ島々も
はっきり見て取れました。
剣山系も
石鎚山系も
キラキラと霧氷舞うブナの森を歩く
通うだけの風景があります。
雪嶺の光をもらふ指輪かな 浦川聡子