「笹ヶ峰から寒風山を歩かない?」
ちょっとした転機を迎えた八ちゃんと
私達の原点になった山に向かいました。
◆我が道
20年を越えた付き合いの山の盟友は
いつも教科書のない独自のスタイル。
でもこの「変な格好」が良いんだなぁ〜♪
人のこと言えないか(苦笑)
◆思い出
西条市にある笹ヶ峰は
私達夫婦が10年間修行した山。
そして八ちゃんと共に歩く山道も
この山から始まりました。
「貴方は何百回この道を歩いたの?」
何百回?いや何千回かも知れないね。
お母さんが「こっちに来ちゃだめよ」って
笹の新芽を抜いてやると笹が後退したっけ。
お父さんが草刈り機でなぎ払った道は
毎年「何くそって」太い笹が生えたよね(笑)
そんな他愛のない思い出話を
森の木霊も笑っているようです。
◆予感
私達の思い出の道は
標高1,200mを過ぎるころ
ブナの森に入って行きます。
足下にはブナが脱ぎ捨てた越冬芽と
花が登山道に敷き詰められていました。
八ちゃん今年ブナの実は豊作だね。
女身仏に春剥落のつづきをり 細見綾子