猿板

遊山黒子衆SARUの記録

冬の終わりの遊山 帰り道で

道祖神

 机上で完結せずそこに行って考える。
それは私達が心がけてきた事で
また真実を目の前にして決めた後は
「思い残す」より「思い切る」(笑)。
◆流れること
 山に絡む雲は留まること無く
寒気が訪れていることを告げ

冬と春が押し合う最前線の風景が
私達の目の前にありました。

私はそんな雲の風景が大好きです。

◆巡ること
 奥物部の里にある
三椏のつぼみも膨らみ始め
雪は溶けて再び海に帰る。

ただそれを繰り返す自然とはその様なもの
3月になればまた花を追う遊山が始まります。

                                冬の雲なほ捨てきれぬこころざし  鷲谷七菜子