猿板

遊山黒子衆SARUの記録

Wakky初めての天辺泊遊山 共に昇る

兄弟峰

 南風が運ぶ雲は次第に高くなり
天気の回復を私達に告げていました。
 「剱山が見え始めたよ!!」
◆雲と共に
 ともかく風が気持ちよかった。
雲の中の湿度は100%に近くあり
その湿度の高さは肌で感じていますが
山の風に吹かれていると気持ち良い。

◆天狗の目線
 風と水と稜線に咲く花に励まされ
「白髪分岐」〜「カヤハゲ」と2つの山を越え
先人が女神が住むと信じた頂に取り付きました。

その山を守る天狗が座っていてと言う
「天狗岩」にザックを降ろせば
西熊の原生林が眼下に広がります。
 「これってサンの目線だね(笑)」

◆Lastattack
 「さあ、ラストアタック!」
山の技術は体感してもらうしか無い。
岩の上でザックを背負うWakkyの姿は
ここに来て本物になったように感じます。

 三嶺はどのコースを取っても
最後にきつい登りが待っています。

その長い登りを20kg近い荷を背追い
最後まで歩ききったWakkyは
この時私達の相棒となっていました。

◆Congratulation !!
 「やったー!!」
           「おつかれさまぁ〜!」
この時彼女の姿のは・・・格好良かったなぁ〜♪
 そして・・・「お久しぶりです〜!」
頂で約束していたつらつら山隊と合流。

登山は全てを共有し中心には人の心がある。
そんな事を改めて教えてもらった気がします。
 さあ、宴会、宴会。みんなありがとう(嬉々
  肩ならべあひ秋嶺を讃へあふ  和田耕三郎