猿板

遊山黒子衆SARUの記録

夏祭り遊山「よさこい祭り」

キチキチ

 今年も高知市万々商店街の
ちいの事務所がある「ごはんやキチキチ」で
よさこい祭りを見物してきました。
◆実はお祭男
 私はかつてよさこいチーム
「とらっく」を立ち上げ
振り付けし踊子のリーダーとして
10年間チームを率いていました。

◆河童の転機
 ある年の夏。物部の方に案内されて
村の最深部にある普賢様に参加して
大きなショックを受けました。

この祭りは高齢者ほど元気で
また踊りも上手く尊敬されていました。
そして何より神様をきちんと祭っている。

私はこの体験が引き金となり
翌年からチームを妹たち後続に委ね
3歳の頃からずっと参加してきた
よさこい祭りから身を引く事にしました。

◆祭りの心
 300年以上前から続く普賢様は
お囃子こそ無くなりましたが
踊りと祭る心は受け継がれています。

そしてよさこいの基本は「自由」
でもその自由さは毎年加熱して
衣装も音楽も振り付けも毎年更新
高齢者の姿は年々少なくなっています。
                
祭りを通して文化と心が伝承され
また力の程よく抜けた熟練が生まれる。

長老が尊敬されてきた今までの日本の祭りと
若者中心のよさこい祭りは別の物のように感じます。
                
決してよさこいを否定するつもりはありません。
ただ私は神様を祭り、心を持ちより、伝統を継ぐ
日本古来のお祭りの方が居心地良いと感じるだけです。
  昼の月あはれいろなき祭かな 安住敦