猿板

遊山黒子衆SARUの記録

お山の宅急便 前編

青空とエビス

 「かんぱ〜い!!」
今年の四国は寒気の影響で
ツツジの開花が1週間ほど遅れたため
予定を変更して剣山の頂に来ています。
◆山でおでん
ビールには「おでん」でしょう(笑)
澄み切った空を眺めながら
それは天辺の極上の一時です。

◆霊山へ
 この「おでん」までの道は
山笑う新緑色に染まりはじめた
祖谷の山間から始まりました。

剣山から生まれ吉野川に注ぐ
祖谷川に沿った国道を走り
その霊山を目指します。

◆大荷物
 見ノ越剣神社から登る登山道は
石段から始まり息も上がります。
「縦走ですか?」と人に聞かれた
日帰りには不自然な大きなザックは何?

そんな標高1,500mを越える剣山の森は
低木は目覚め始めていますが
ブナ達の新緑まだまだ先の様で
今年の四国山地の春は遅れています。

◆五月晴れ
 登山リフト終点西島駅につけば
雲海荘が現れ頂はもう目の前。

そんな真澄の五月晴の彼方
三嶺が凛と聳えていました。
  木々の香にむかひて歩む五月来ぬ   水原秋櫻子