猿板

遊山黒子衆SARUの記録

筒上山からの風 後編

萌える

 石鎚山を中心とする山塊は
古くから信仰の対象として
多くの人々が関わってきました。
◆石段の向こうに
 ほぼ平坦に続く筒上山への道
やがて古く苔むした長い石段が現れ
信仰の領域にあることを感じます。
  blog Rankingへ
 急な石段に息が上がり始めた頃
巨石の間を抜け森のトンネルから
青空の下に飛び出します。

◆ご神体として
 目の前に現れた巨大な石積み。
その人の関わりの向こうに
筒上山の頂が現れました。

 石鎚山系の山岳信仰
男山と女山を対にしており
ここ筒上山は石鎚山が男山に対する
女山として崇められてきました。

◆稜線へ
 山頂部への最後のアプローチは鎖場。
男山石鎚ほどの規模ではありませんが
結構スリリングな箇所となります。

 ほぼ垂直な岩場を這い上がれば
360度遮るもののない
風景の中に飛び出します。

 森の風から稜線の風へ
筒上の森から吹き上げてくる風が
汗を拭ってくれました。

◆寛ぐ 浸る
 盛りは過ぎたアケボノツツジは残花でした。
そのわずかに残る花を前景に
美しく霊峰が聳えていました。
 ここから店長の一年が始まります。

 いつもお酒は飲まない店長が
珍しくビールを一口。
 気持ちよかったんでしょうね。
勿論、ビールも新緑で (笑)

 そして帰りに立ち寄った温泉で
湯船に映った新緑も
肌に染みいる様な休日でした。
 癒しの風が吹く