猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 植物園の休日

牧野植物園

 今週は高知市東部の五台山にある
県立牧野植物園に行ってきました。
 今年は世界的な植物学者、
牧野博士没後50年の命日である
1月18日から3月18日まで公開展示されている
牧野富太郎の植物画の世界」を観るためです。

 植物分類学の父といわれる牧野博士が
命名した植物は2500種
この植物園にも、あたり一面に
様々な植物が四季折々楽しむことが出来ます。

 今は冬で花や緑は少ない時期ですが、
入り口付近にはキブシの蕾や
コブシの越冬芽も膨らみ、
展示室に続く長い回廊の脇には
ツワブキの光沢のある葉が、
足下を埋め尽くしていました。
(私は密かにツワブキロードと呼んでいます)

 その間に「バイカオウレン」が咲いていました。
早春に咲き牧野博士が幼少の頃から愛した植物で、
その葉は植物園のロゴマークにもなっています。
小さくてなんと可愛い・・・。

その先にある展示室には
博士が植物研究のために描き残した貴重な植物図など
約100点が公開展示されています。
 私の拙い文章では表現できませんが
神業とまで賞される描写は
植物に向かう博士の情熱が感じられ、
感動まで覚えます。
植物画は正確でなければならない
その拘り、一途さ・・・。素晴らしかったです。

 時間を忘れて回っていたらお腹も良い頃(笑)
館内にあるレストラン 「アルブル」 で
土佐ジローの卵を使用したプリンをいただいて帰りました。 

人間はもともと自然の一員だから
自然にとけこめる事を実感出来た一日でした。

blog Rankingへ