猿板

遊山黒子衆SARUの記録

店長森の精霊に会いに行く 其の二

朴の葉

◆岩清水
 つづら折れの急登を、
息を弾ませながら登ると、
気持ちよい汗が噴き出してきます。
 途中いくつがある沢の水が、
意外と美味しい事に気づきました。
沢で濡らしたタオルで汗を拭き、
顔を洗うと生き返った思いがします。

◆山の懐
 暗い植林を登り切ると自然林に出会い、
ここからはなだらかな山腹の巻道に変わります。
自然林は落葉する為地面が柔らかく、
風も気持ちよく感じ、

 頂だけ見ていた10年前には気づかなかった、
シャクナゲの大群生を見つけ、
うれしくなったのも視点が変わったせいでしょう。

◆木霊
 今日会った木の紹介を少々。

「シロモジ」
 ブナの極相林の中低層によく生えます。
日陰を好むようで、秋には黄色く染まり、
美しい風景を作ってくれます。

「クロモジ」
 シロモジの仲間で緑黒い幹が印象的です。
昔から爪楊枝の材料に最適だと利用されています
こちらも捨てがたい紅葉を見せてくれます。

「ブナの実」
これはtochikoさんの専門分野ですね。
大座礼山も豊作のようでした(苦笑)

 これぞ木霊「キノコ」達スギタケの仲間の幼菌

ヒラタケは頂きました(笑)
まだまだこれからがシーズンです。
山は知識を持てばデパートですね。
◆峠
 そんな木霊達を楽しみながら、
道は古の峠にさしかかります。
現在は対面の道は廃道となっますが、
その境界としての雰囲気は十分残していました。

 ここからは稜線を忠実に追っていきます。
そしてこの道の先に、
目指す精霊が居るのです。

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