猿板

遊山黒子衆SARUの記録

三嶺風の祭り  森に分け入る

朝日差す

◆風と共に
 極力自然を肌で感じたい私は、
半ズボンが大好きです(笑)。
極端な暑がりのせいもありますが、
風や湿度を肌で感じることが出来るため、
自然との一体感があり、
とても気持ち良く感じます。
春先やこれから雪が降るまでが旬ですね。

◆木と共に
 そして手に持っているのが、
今年の春に石立山で切り出した
「ハンノキ」の杖です。
(他にもリョウブなども杖に向いています)
木の触感は手にシックリなじむ安心感があります。

 又モミのヤニなどを滑り止めに塗り込むと、
気持ちの良い香りも楽しめます。
 春にその年の杖を作り、
役割を終える秋に焚き火にくべて森に返し、
雪に備えストックに持ち替えます。
そんなことをもう何年も繰り返しています。

◆森の夜明け
 やがてヌル谷(さおりが原)に入る頃に、
夜明けの遅い森にも日が差し始めました。
靄で姿を現すその木漏れ日は、
まるで宗教画の光線のようです。
 目の前の静かな森の目覚めは、
思わず足が止まってしまうような、
荘厳な空気を感じました。

◆大河のはじまり
 この森は一級河川物部川」の源流域です。
ヌル谷の最深部には、
この森の番人のような栃の大木があり
その根元からは、
豊かな森が作る澄んだ湧き水が滾々と湧いています。

 今日は単独のためか
いつもよりペースが上がり、
汗を沢山かいてしまいました。
その冷たい水に手拭いを浸して汗を拭き、
水筒の水を美味しい湧き水に入れ替えましょう。

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