猿板

遊山黒子衆SARUの記録

三嶺風の祭り  好機到来

女神「三嶺」

◆山の神が呼んだ
 毎年見送っているイワツバメ
春と共に南の国から訪れ、
三嶺の岩場で育てた若鳥の成長を見極め、
一斉に南へ飛び立つこの時期。
最後のチャンスであろう今週は、
三連休明けまでは雨の予報でした。
今年はダメかなと思っていた木曜日は朝から晴天!

何っ!!
 明日金曜日の予報も晴れです。
猛烈な勢いで今月の締め切り業務を処理し、
迷わず金曜日の休暇届を出しました(笑)

◆日帰りで臨むこと
 天気予報は金曜日夜から崩れるという。
翌日も休みですが、
山は下界より崩れは早く、
雨のテント泊は辛い。
ガスれば勿論ツバメを見ることは出来ない。
 今回はツバメ達に会えたら幸いです。
欲張らず早朝発の日帰り登山とし、
夜明け前の国道を一路旧物部村に向かいました。

◆「三嶺」について
 剣山系の西部、
徳島県高知県の県境に位置し、
日本200名山に選ばれています。
又その山容と、池のある頂上付近に
ミヤマシコクザサとコメツツジの群生を持つこの山は、
西日本一美しい山と言われています。
 呼び名は徳島では「みうね」
高知では「さんれい」と呼ばれています。

 私はこの山に通い続けて20年になり、
年間60日以上通った年もあります(笑)
 その高知では珍しい、
まとまった自然林をもつ深い山麓
私達は様々な事を学びました。

◆森に帰る
 登山口の韮生林道のゲート前に着き、
身支度を調えていると、
次第に明るくなってきました。
 イワツバメ達がまだ居るとすれば、
森に飛び出している頃です。
今年も会うことが出来るのでしょうか。
これが最後のチャンスだと思います。

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