猿板

遊山黒子衆SARUの記録

猿板版店長が行く!安野尾沢登り後編

Go!

沢は表情を変える
 沢登りに関しては、
無雪期の稜線歩きと違い、
水量によって常に表情を変え、
決して同じ顔はありません。
 そこには登山道も道標もなく、
道は自ら選ばなくてはなりませんが、
増水時に近寄れなっかた滝も、
水が落ち着けばそこに道が見え、
こっちへおいでと呼んでくれる事もあります。

自然からのメッセージ
 沢には、取水口や砂防堰など
人為的なものがある箇所もありますが、
殆どが、開発の手を免れた手付かずの自然です。
昨日書いたような危険性はあるのですが、
生の自然を感じることが多いものです。

 水中を泳ぐアメゴや、
沢を飛ぶカワガラス
木々の木陰や木漏れ日など、
常に表情を変える、
自然からのメッセージが沢山あります。

人と人が助け合う
 そのワイルドな自然の中で行動するには、
自己主張だけしていたのでは、
危険な場合が多すぎます。
この人に何が必要なのか?
何を求めているのか?
リーダーは勿論、
メンバー一人一人が考えて行動しなければなりません。

 そう「助け合い」です。
沢登り」や「遊山」の極意は、
自らの能力や力を持ち寄る
助け合いにあるのかもしれません。

 昨今、人間社会で稀薄になった、
人間というお猿さんの
大切なものを取り戻す、
貴重な一時かもしれませんね。

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