猿板

遊山黒子衆SARUの記録

7月雨の週末に 魔王と工石谷に想うこと

流れ

石谷のこと
 工石谷の入渓口は、標高400mと低く、
風景も植林が多い為、自然の変化が乏しく、
高知市から車で40分程度の近場で、
あまりに身近すぎて足が向かなかったのか、
10年ぶりのトライです。
 しかし、増水の為難易度が上がったせいか、
俄然楽しさが増し(苦笑)、
思ったより美しい沢であることを、
今回再認識したようです。

自然は生きていること
 水の流れや地形を読みながら、
自然と一体感を感じる一時です。

 ゴローなど平坦な箇所は、
スピーディーに通過する事が多いのですが、
滝など水の段差があるところは、
核心を直登する楽しさもありますが、
水を避けて脇を「へつる」のも楽しいものです。

沢登りの醍醐味のこと
 こんな「沢登り」の本質は、
「登山」に係る全ての要素を持ち、
且つ流動的な「水」と「地形」を、
正確に読む事にあると思います。
 自らの「運動能力」や「体力」を基に、
道具を操る「技術」と「経験」を駆使し、
困難な地形や水流を突破して行く。
だから人それぞれにルートは違います。

命は買えないこと 
 又、チームワークも大切な要素で、
登山全般に言えることだと思いますが、
確かな技術を持つ者が、
持たざる者をしっかりフォローしないと、
行動自体が止まってしまう事もあります。
 実際、毎年遭難事故が発生し、
犠牲者も後を絶ちません。
自然の美しさの向こうには、
死神が居る自覚も必要だと思います。

 特に沢登りは、危険を伴う要素が多い行為です。
ヘルメットやハーネスなどの安全確保の道具も必要で、
何より大切なのは、使いこなせる事です。

自然はリセットは効きません

 おっと忘れていました!お弁当です。
今日は河童の弁当を紹介しますが、
朝慌てて詰めてきたもので、
魔王のそれと比べものになりません・・・。
調理師が医師に完敗です(苦笑)

笑わないでね・・・。
blog Rankingへ キリ番に沢山のアクセスありがとうございました。また次回をお楽しみに!