猿板

遊山黒子衆SARUの記録

日本の正しい田舎の冬 最終回

kurokoshusaru2005-12-22

ぐっすり眠った。ともかく深く眠った。
早朝不思議と二日酔いもなく起床し、
高知に居る相棒の野垂れと電話連絡。
「高速は全線通行止め。
高知も大雪で真っ白や!積雪10cmやど!」
でもこっちは携帯電話は圏外の上、
いつの間にか停電しており、テレビが見られない。
ラジオも中国語や韓国語しか聞こえないため、
下界の状況が解らない。
10cm?こっちの積雪は更に50cmは増えている・・・。
何だかこっちの方が状況は凄いが、のんきな朝のようです。
父親曰く
「午前中には除雪が来るき、それまで動けんぞ。」
馬鹿でかい車もすっかり雪だるまです。
 腰を据えるとなっても我々SARUはお手の物。
MADOKAとさっちゃんは無邪気にかまくらをつくり、
天狗は雪の芸術作品作りに熱中し、
私は酒を一杯引っかけ、寝て除雪を待ちます。

 この美しい風景の中
近所の方も朝から庭や道の除雪をしています。
暮らしている方はきっと大変なんでしょうが、
父親曰く、
「大雪が降っても電気が止まっても何とかなる。
部落で助け合うし、
自分達の事をしていれば生きていける。」
のどかな風景と強い人達です。
きっと、これが正しい田舎の冬なんでしょう。
いや〜参った!