今冬は四国の山屋にとって
近年希に見る雪質に恵まれた。
そんな石鎚山系に入った
峰から山の便りが届いた。
◆冬限定ルート
面河山から石鎚山の
主稜線に延びる尾根には
ある程度雪が乗ると道が現れる。
◆フォーカスト・ビバーク
樹林帯ギリギリまで頑張った様子。
この時私の携帯が鳴ったのか・・・
「結構風が強いっすよ」
ここに張ればそうだろうw
翌朝高気圧が張り出し
絶好の冬晴れに恵まれたようだ。
さあ アタック!目指せ無名峰!!
◆アタック
私が初めてこの尾根に来た時
峰の親父さんと一緒だったなぁ。
あの日は胸まで埋まる積雪と
風速20mを超す吹雪の中で
第2次RCC隊員だった親父さんの
技術と経験は私の肥やしとなった。
今更私が言うまでもなく
がむしゃらに頑張ってしまう
若いときの経験は大切だ。
この経験も新しい世代の山道具屋として
四国の安全登山啓蒙に活かして欲しい。
私も非力ながら応援を続けよう。
雪嶺のひとたび暮れて顕(あら)はるる 森澄雄