猿板

遊山黒子衆SARUの記録

お誕生日の遊山 思うこと

高見山

 昼でも鬱蒼とした森を抜け
青空が迎える高見山の道は
全山庶民の御霊が眠っています。
◆思い出の道
 高見山への登りは
南国らしい椎や樫の森があり
落葉が敷き詰められています。
 子供の頃ドングリを拾ったなぁ。

高見山(皿ヶ峰)
 家から歩いて一時間で辿り着く
大空に開けた標高163mの里山
                     
ここからは高知市内が一望で
私達の家もはっきり見えます。



そしてご先祖様達も見守っている。
私の先祖のお墓もこの山麓にあります。


              
◆感じたこと
 江戸の年号も刻まれる墓の殆どは
今では誰のものかもわからない。


 でもそれでいいと思う。



いずれ私達もこの山に還り
全てが終わときが必ず来るのです。


            
だから今日も朝が来たことに感謝し
一日悔いが残らぬよう働き生きること。
毎日tochikoや仲間達と楽しく生きること。
      
それが本当の幸せなんだよって
ご先祖様達が言ってくれたような
気がしました。


 地位や名誉やお金なんかじゃないって。



                                 寒風に吹きしぼらるる思ひかな  星野立子