猿板

遊山黒子衆SARUの記録

花冷遊山のかえり道

三椏の花三三が九

 三椏の花三三が九三三が九
                  稲畑汀子
 ミツマタの花が咲いた。
私はこの花も大好きなんです。
◆変化の時
 花冷遊山の帰り道。
空には冬の雲がいたけれど
山の暦は春に向かっていました。



◆春の雪
 重たい雪を被った彼岸桜も
花冷え時の美しい一期一会。



そんな桜たちに
雲の隙間から日が射し
                     


 目の前で雪がはじけた。



そんな春の日差しは
里の土も暖め始めています。


                 
◆春の色
 里の木々は冬眠から目覚め



生まれたばかりの若葉が
里に淡い色を添え始めました。


                
 そして土佐では
田植が始まります。



 「河童ちゃん 春やねぇ
   次はどこに行こうか」


         


  青空をしばしこぼれぬ春の雪  原石鼎