太平洋プレートがユーラシア大陸に激突し
隆起と共に海上に盛り上がった四国を
日本最大の活断層「中央構造線」が
巨大な力で削り落としたのが瀬戸内です。
◆地質遺産であること
日曜日は四国山地の北端「西赤石山」へ。
海抜0mから短い距離で1,800mへ
一気に標高を上げる地形はここ四国と
利尻富士、屋久島の3カ所だけです。
◆人の遺産であること
かつて西赤石山は銅を産出し。
その当時世界最大の採掘量は
日本を代表する「住友」と言う
巨大財閥の礎となりました。
そんな西赤石山の山麓は
人の関わりと自然の回復力を
肌で実感出来る数少ない場所です。
◆人の道であること
西赤石山への登山道は
この山麓にあった鉱山集落の
物資の往来があった馬道の跡。
その「中持道」の至るところに
人の息吹を感じる事が出来ます。
◆人が居たこと
馬と人が引いた雪舟跡が残る
静かな古の道をたどれば
人がここに居た確かな証である
苔むした石積が目の前に現れます。