猿板

遊山黒子衆SARUの記録

夏の終わりの満月の夕べ 満ちること

ヒュッテの夕食

 山小屋最大の楽しみは
みんなで囲む夕餐のひととき。
地元の食材や山菜が並ぶ
この夕食に飽きることはありません。
◆共に歩むこと
 今まで違った道を歩んできた
山を愛する者どおしの会話が楽しい。
初対面のnoroyamaさんとしげさんとの
新たな登山はここから始まります。

 和宏さんが寄せた土佐の幸。

リュウキュウ(ハスイモ)の酢の物と
花ニラ(ニラの花の茎)の炒め物。
土佐の文化は雑草文化かも(笑)

◆満月のこと
 再び濃い雲に覆われた
頂上での宴は諦めましたが
流れる雲と風の音は
回復を告げていました。

「うわぁ〜 きれい!!」
 午前三時。再び集う頂には
オリオンとおおいぬ座が並ぶ
満天の星空が我々を迎え

              
光輪をかぶった月から降り注ぐ
柔らかい月光が全てを包む
灯火の要らない静かな頂を
今宵、貸し切る事が出来ました。
    しみじみと立ちて見にけりけふの月  鬼貫