江戸の宿場街を後に峠を越え
桜の名所伊那高遠に向かいました。
この地も何度訪れたことだろう。
◆高遠さくら祭り
1,500本の桜がある高遠城址公園。
天下第一と呼ばれる桜の開花には
毎年大勢の見物客で賑わいます。
◆兵どもが夢の跡
諏訪氏一門高遠氏の居城だった高遠城は
戦国から江戸時代まで度々城主が変わった夢の跡。
明治維新で建物は解体取り下げとなった城址は
太鼓櫓などが再建され今にその夢を伝えています。
城山を埋め尽くすタカトオコヒガンザクラは
ソメイヨシノなどと比べ花弁は小さめですが
濃いピンクがかった色をしているのが特徴です。
◆桜に集うこと
バラ科の植物が出す香りの構造は
人の苦痛を和らげ快楽感を与える
脳内モルヒネβ-エンドルフィンに
似ていると言われています。
バラ科である桜も人の心を癒してくれる。
この桜の効能を体験的に知っていた
私達の先人は桜の元に集まり
人と人の絆を結んで来た様に感じます。
◆桜に乾杯
「食うちゃん、きぬさん、乾杯!!」
今年もこの高遠の桜の元で会えた事に感謝。
つまみは伊那名物「ローメン」で。
このローメンは蒸した太めの中華麺に
マトンなどの肉と野菜を炒めを加えた
長野県伊那地方の特有の麺料理です。
そんな居場所高遠にまた来年も
いえ、これからずっとこの桜の元に集い
新たな四季を歩み始めようね!
ほろ酔いの足もと軽し春の風 良寛