真西に沈む夕日が
全てをシルエットにかえる。
山に留まる者だけに許される
極上の時が静かに流れていました。
◆暮れ初む時
音も無く流れる時と風に
ススキの穂が揺れるシラサ峠。
その彼方にどっしり座る
霊峰石鎚山の美しさには
私の拙い言葉は無用でしょう。
◆隠れ家の時
今宵の再会の宴は「しらさ避難小屋」。
他に誰も居ない山中の隠れ家で
仲間と囲む夕餐は極上の一時でした。
◆語り合う時
経験を重ねた者と
これから経験を積む者。
世代に違いはあっても目指す処は同じ。
そんな仲間達の酔狂を
お月様も笑って観ておられました。
鎖あけて月さし入れよ浮御堂 芭蕉