旧本川村の一杯400円の山菜そば。
私達の山小屋に通う途中いつも頂いていた
懐かしい素朴な香りから
今回の帰郷遊山は始まりました。
◆嬉しい帰郷
秋の三連休に帰って来た弟と妹を
和宏さんと私達で案内した場所は
標高千mを越える「瓶ヶ森林道」でした。
◆伊予の名峰
伊予国の高峰「瓶ヶ森」(1,896m)は
土佐との県境付近四国最深部にあり
林道開通前は容易に人を寄せ付けない
屈強な岳人達の居場所でした。
かつて長く険しい山道を登り終え
やっと出会えた広大な笹原も
今は車を降りてすぐ楽しむ事が出来ます。
そんな瓶ヶ森は石鎚山を臨む絶好の位置にありますが
この日霊峰は流れる雲の中にいらっしゃいました。
◆待つ時
登り始めて1時間位で頂に至りますが
南下する前線の影響が続いている様で
山頂からの眺望は流れる雲の中にありました。
ここに来て石鎚山を拝まずに
帰ってはなりません。
防寒着に身を包みお弁当を食べて
その時を待つことにしました。
◆変化の時
待つこと1時間・・・(私は寝てましたw)
やっと雲の切れ間から姿を現した霊峰の
雲すら従えるこの存在感は圧巻でした。
やはり四国の山岳風景は
この山に極まる様ですね。
四国を代表する風景を楽しんだ後は
この山域にある隠れ家に潜伏し
再会の喜びを分かち合いましょう(笑)
石槌やきのふにたがふ秋の雲 松根東洋城