雪が解けた森の春は
お天道様の熱を蓄える
大地から始まります。
◆雨上がりの朝
春は一雨ごとに進み
雨上がりの森には
若い緑が目につきます。
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◆春の始まり
大樹が守る森の大地。
木々の落葉が造る土壌に
今年も命が芽吹いていました。
ユキザサやウバユリ
夏の茶花ヤブレガサ達は
美味しい山菜でもあります。
◆木の下で
目的の大栃に着きました。
まだ眠るこの森の主は
小さな命が十分陽を浴びるまで
待っている様にも思えます。
お昼は栃の根に腰掛け
須崎の鰹飯と里の田舎寿司。
どちらも森から始まる恵です。
◆お天道様
春が始まる森の帰り道。
木々の枝先が輝きはじめ
空にはお天道様がありました。
芽吹きは森にあり、森は大地の中にある。
大地は地球にあり、地球は宇宙の中にある。
宇宙は神の中にあり、そして神は
この芽吹きの中に居るように感じます。
芽ぶかんとするしづけさの枝のさき 長谷川素逝
