「やっぱり降ったんや」 山頂に上がる道の草木らが天に広げた葉に雨粒を乗せていた。 山雲は最後まで残るきね。 ◆三辻山山頂 標高約1100mの山頂に立つ。 ブナが生きる山の頂に家を発って2時間で着くことは有り難いことだ。 「都会では贅沢やろうね」 不便な…
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