いつの間にか
和宏さんが先に下り始めていた。
昼の準備が待ち遠しいのだろう。
◆頂を下る
西に見える石鎚山に向かい
私たちも下山しはじめた。
やはり石鎚は四国山地の雄。
かっこいいなぁ~♪
◆河童の道具箱
今回も先日の高見山に続いて
P社のアンダーをテストしていた。
ニット構造により風が抜けるが
5℃でも寒く感じないのに驚いた。
これは繊維自体に空気を含む
化繊では再現出来ない動物性繊維の特徴で
水に濡れても一定の保温力を保ってくれる。
速乾性はまだ確認出来ないが相当期待出来そうだ。
◆和宏さんの山食堂
和宏さんが気になっていたのは
新しく出来た避難小屋だった。
今日は和宏さんが仕込んだ
鮎の甘露煮と中華おこわ。
「どうぞ食べませんか」
たまたま居合わせた
パーティーにお裾分け。
「いいんですかぁ!
ありがとうございます。
こちらもよかったら」
避難小屋でのやりとり
温かいひとときに立つ
湯気の向こうに日本の心が見えた。
◆かえり道
袖すり合うも多生の縁
山での出会いも一期一会の思い出。
喜んで頂けて良かったですね。
のろさん
次はあそこに登りましょう。
うまく雪が乗れば良いですね。
落ち落ちて鮎は木の葉となりにけり 前田普羅