猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの花巡礼「赤太郎」 山滴る

雨粒

 雨、雪、雲、霧、虹、夕焼け
水は変幻自在に姿を変えてゆく。
大陸からほど良い位置にある温帯
日本の風景は水が造る風景だと思う。
◆雨と歩く
 登山という人の行為では
雨はつらく感じる現象ですが
それは人が感じるものであって
自然は喜んでいる様に感じる。

◆避難小屋で
 この山には
常駐ではありませんが
今では四国で少なくなった
東赤石山荘があります。
                  
こんな雨の日には
有り難い存在ですね。
 「みゆきありがとう(嬉々」

火を焚いて湯を沸かし
温かいものを頂きましょう。
          
                 
◆かえり道
 雨も恵みであり自然の摂理で
そこに人がいるから「災害」になる。

「温暖化」?「異常気象」?
「今まで経験したことのない降雨」?
自然と言うの領域に入り込んだ人間が
「自然」の責任にするのは如何なものか?
                     
そして「自然保護」「環境保全」を
唱える人たちの生態系図には
きっと人という大型哺乳類は
含まれていないのだろう。
         
たとえば今は氷河期であり
目の前にある自然の風景は
地球の長い時の流れの中では
一過性の風景でしかない。

自らも一過性の人間が一瞬の風景を保護し
保全することに何の意味があるのか?
たとえば人が造った山小屋や都会だって
地球が生み出した自然現象の一つなのだから。
                  


  頂きに神を祀りて山滴る  高橋悦男