足下の悪い急登を約一時間登り
稜線に続く尾根の平坦地に上がる。
ここならお昼に出来そうだ。
◆荷を下ろす
「ルイもよく頑張ったね」
山を幾つか登る経験を積み
あの幼かった足取りは
大地を踏みしめる様になった。
◆利他心
幾つか危険な場所もあったが
ある程度経験に負荷をかけないと
次のステップに進むことが出来ない。
まあとりあえず一段落 (苦笑)
「ボクもやる!」
和宏さん口福のお手伝いに
ルイも包丁を持って参戦した。
腰を据え飯を焚き味噌を溶く。
山でも焚きたて作りたてを
味わってもらいたいのが
和宏さん口福の心。
◆和を囲む
そして「持ち寄る心」
この日シゲさん達が荷上げたお肉で
体が喜んでいる事を感じた (^_^)
そんな和を囲めば笑みがこぼれる。
「笑い」と「免疫力」の関係は
繰り返し実証されており
免疫力が上がれば風邪もなく
癌の発生も抑制される。
◆なごり雪
山を下りはじめ
再び空は厚い雲に覆われた。
「河童ちゃん
雪が降ってきたよ」
そうやね なごり雪やね
早く温泉に浸かりたいね。
次はどこに行こうかなぁ〜。
春の雪しきりに降て止にけり 白雄