◆春を感じながら
今年は世界各地で記録的な暖冬と聞きます。
そして四国も例に漏れることなく、
私20年以上山に通っていますが、
ワカンを使わなかった年は初めてで、
土佐は梅が盛りを迎えています。
「春猿」宣言となるか？
ともかく行ってみなくては解りません。
その行き先は悩んだ末に、
山の妖怪（神）「天狗」が座すると言われた、
剣山系「天狗塚」に御神酒をさげて、
tochikoとお参りに行くことにしました。
◆登り口にて
古巣「三嶺」の西側にあるこの山は、
土佐側は三嶺と登り口は同じ「光石登山口」です。
山支度を整えていると、
足下に春を知らせるふきのとうを見つけました。
◆朝の光が差す
標高差約1,000mの登山道は、
土佐ではお馴染みの人工林から始まります（苦笑）
でも朝を迎え、林に差し始めの斜陽が、
凛と育った杉を照らす様は美しいと感じました。
又、植林の合間にも野生が生きており、
その光があたる椿の光沢のある葉の輝きも、
私の目には印象的でした。
◆境である
登り初め1時間くらいは
不自然な木の階段が続きます。
しかし単調な人工林と階段は
「八丁避難小屋（ヒュッテ）」で終わります。
この小屋は三嶺と天狗塚への
登り道の分岐点でもあり、
人工林と自然林との境でもあります。
その「境」の屋根の下で一休みしましょう。
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