「真っ白けっけ」
南斜面の植林伐採で
太平洋に視野が開けた処。
山雲が来たな。
◆雲を観る
この雲は太平洋の暖気が
山に当たり姿を現したもので
まだ寒気の訪れは感じないから
俄雨や雷の心配はなさそうだ。
◆森の中のもう一つの森
「風が変わるね」
杣の道はこの稜線の窪地にあり
僕らが三辻山の「まほら」と感じる
森の中のもう一つの森に降りた。
「はい おしまい
西瓜食べようや」
汗を掻いたら
ミネラル補給やな。
ここはいつも命を感じる
僕らの第二の人生でも大切な処。
これがお釈迦様が仰る
「足るを知る」かもなぁ (^_^)
◆かえり道
全ての生物の運動エネルギーは
低い気温に熱を逃がして得るもので
人は汗を掻き気化熱を奪って冷まし
他の動物は涼しい処でじっとするか夜行性。
また動物の細胞は脂で出来ているため
低温では固くなり血流を阻害し凍傷になり
体温が上がると溶け出し機能不全に陥り
免疫力の低下などで劣化や老化は進む。
「涼しい処で熱中症はないよね」
暑いときの運動による障害は
身体の内部のほうが深刻だろうな。
当たり前のことやけどね。
「晴れてきた!」
気持ちいい汗掻いた
いい遊山だったな。
◆遊山の終わり
「明日来ると思いよった。
今日は暑かったろう?」
「雨上がりの木陰は気持ちよかったで」
「寿司作ったきサービスで食べてや」
「いや~ 嬉しい!」
これシャリより具が多くない?
夏メニューを期待しちょったき。
何もかも感謝して頂きます (^_^)
冷されて西瓜いよいよまんまるし 伊藤通明