猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 森と瑠璃

 歩き始めから
ずっとルリの囀りが聞こえていました。

 

 Mothertreeを見上げた時も

 

 帰り道でも

 

 

 どの枝先にとまっているのか

 その美しい声は
私たちに付いてきてくれているように聞こえました。

 

「いた!」   

 

 緑の枝の隙間から
ようやく姿を捉えることができました。

その姿は
時折空に向かいながら
美しい囀りを風に乗せているよう

 

 Mothertreeの懐でも
聞こえていたね

                瑠璃鳥の色のこしとぶ水の上  長谷川かな女