「花終わっちゅうね」
国分川のすぐ近くにある
ギャラリーの庭の栃の木。
街だから早いなぁ。
◆季節変わり
山に行かない休日に
友人が営むギャラリーへ
tochikoと共に訪れた。
◆楽しむこと
「午前はオーナーお茶でぇ」
私は企画展も楽しみだが
通常営業日の常設との出会いと
友人とのお喋りも楽しんでいる。
「知っちゅうよ。
昨日電話で話したき」
ただ一人の店員さんも
30年を越える私たち友人だ。
◆出逢うこと
センスがないうえ悪いから
私の買い物は「目的」を持たず
「出逢い」を求め馴染みの店にゆく。
なので色んなものが並ぶ常設がいい。
「この竹杓子は山にえいね」
「なんでえいが?」
飯盒にすっぽり入るきよ。
◆見立てること
「好み」はそれぞれの人生よって
決まる「価値観」によるものだろうが
自分だけでなく他の好みもある方が
温かい人生を送ることが出来ると思う。
「これえいね!」
tochikoは夏のブラウス。
私は夏風になびく萱を描いた
唐津の絵皿が気に入ったなぁ。
白身魚や煮物を盛ってもえいね。
「この設ええいねぇ」
「裏に生えちゅうき
摘んできちゃお」
夏服の前に硝子の扉あり 不破博