低気圧が発達しながら南岸を通過。
西日本の太平洋側では雨や風の強まり
四国は寒気から離れているが気温は低下。
ただ雨は午前中には上がるだろうな。
◆空を観る
翌日低気圧は東の海上に離れ
天気は回復し高気圧に覆われて晴れる。
菜種梅雨前の貴重な休日だ。
◆遊山の始まり
「お帰り～！」
いつもの前泊から始まる遊山。
明日は焚火で一杯やろうか。
「やったぁ～！！」
「雨上がりは
気持ちえいねぇ」
山泊まりだからゆっくり出発。
向かったのはもちろん奥物部の森。
◆川を遡る
山の食材はその地で調達。
「水も回復したね」
農業は水が必要な時期に入り
しとしと雨降る菜種梅雨だって
日本の自然には欠かせないもの。
思ってたより回復が早いな。
美良布から観る奥物部の高峰は
晴間に向かい山畑雲を上げていた。
「桜も膨らみゆうで」
◆物部に入る
「これから山に行くが？」
早い昼食を峠の食堂で頂いた。
今日は泊まりやきゆっくりながよ。
「そりゃあ えいわ」
大栃で物部川を別れ
上韮生川に添って源流域を目指す。
雪解け水が流れゆろうか。
「咲いちゅうで！」
多くの子供たちを見送った
旧久保小学校の桜は満開だった。
今年も会えたな。
最深集落には梅や三椏が
春の訪れを告げていた。
「赤いものが見えはじめた」
越冬芽が膨らみ始めゆうろうかね。
そんな春兆す奥物部の森は
どんな風景を見せてくれるだろう。
三椏の花に光陰流れだす 森澄雄
