猿板

遊山黒子衆SARUの記録

Tommyさんの初山遊山 山の霧

                                         

「こればかりや」

 連泊の夕餐が始まった。
天気観て予定を変えるのは
長生きの秘訣やからね (^_^)

◆第2回作戦会議
 Tommyさんとtochikoが
高知大丸へ遊びに行った
お土産と峰のクエ鍋を肴に
翌日の作戦会議が始まった。

 明日の四国は沖に停滞した
前線に沿って南西から風が吹き
強くはないがぶつかり合って
午後はにわか雨があるかもな。

                                                 

◆川を遡る
 Tommyさんの休日二日目は
午前の雨の止み間に期待して
ウチから一番近い1800m峰
奥物部白髪山を訪れる事とした。

物部川を溯り入った美良布は
川水と大気の温度差で生まれる
深い川霧の中にあった。

 山に囲まれた山間盆地やから。

                             

 「雪ないようですね」

 いつもの観察ポイントでは
奥物部の森を纏う山霧の上から
白髪山が山頂部を突き出していた。

◆山里に入る

 「正に変化の時やね」

 大栃から物部川を別れ
上韮生川に添う県道に入って
川霧の中から出て青空が見えた。

 上韮生川の水位は
それほどの増えていないのは
積もった雪は新雪の軽いもので
溶けても水量は大して増えない。

                                                   

 「雪 リセットしたみたい」

最深集落に入り白髪山が再び現れる。

 いや下から見上げても
    解らない事もあるからな。

◆山懐に入る
 先回Y'sと来たとき最深集落から
林道を覆っていた雪は溶けてなかった。

 四国山地の南斜面だからね。

                     

 「北面はありそう」

 奥物部の森を一望する
中内台に上がって山を観た。

 稜線観ればおおよそ解るな。

 三嶺も同じようだが
手前のカヤハゲ尾根は
リセットとみてえいろうね。

 まあ四国の雪はこんなもの。

     

 そんな冬の雨が上がった
Tommyさん初山の奥物部白髪山は
どんな風景を見せてくれるだろう。

                      山霧の梢に透ける朝日かな  召波