猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 渡り鳥

 山が静かになったね


 北西斜面の林道から見る西熊山は
冬への準備をしている装いで

 

 足元にはサクサクと音を奏でる葉が積もり
風に舞っていました。

 

      

  

 Mothertreeの下に着くと
秋の栃色一色の絨毯

 老木は周りの木より芽吹きは遅く
落葉が早いのは陽射しを譲っているように見えます。

 

 今年もありがとう 

 

 帰り道
アトリの小さな群れに出会いました。

 アトリはロシアやアラスカから冬を越すために飛来する渡り鳥

 

 近づくと
林道の落ち葉で餌を探していた群れが飛び立ちました。

 

 その瞬間から
木の枝に散ってしまいましたが

 

 思いがけず出会った渡り鳥に
深まる秋を感じたかよう道でした。

                     人はみな旅せむ心鳥渡る  石田波郷