高気圧の中心が日本の北東側へ離れ
この後の湿った空気が流れ込みやすく
西日本の天気は下り坂となりそうだ。
◆空を観る
この前線による雨が通過した後
大陸から移動性高気圧が張り出して
秋のヒンヤリとした空気を運んでくるため
前線通過前後で気温が大きく変わりそうだ。
冬の降雪を決めるのは偏西風と海水温。
これから地軸が傾き偏西風が東に寄り
このひろい鍋底に日本がはいったら
昨年同様北日本中心に大雪になるかも。
◆山を越える
「秋晴れやね」
前線の動きが遅くなった様だ。
Y'sと行く遊山の朝は快晴だった。
乙女心と秋の空と言うことで。
「いつもの雲海」
山の向こうはそうだろうな。
◆川を遡る
トンネルを抜けた本山町は雲の中。
山国土佐は一山越えたら天気が変わる。
川の力を奪うダムは善し悪しだな。
「梶ヶ森は雲の中」
僕らは雲海の下にいるんだろう。
「良かったね!」
吉野川を別れ佐賀山谷川に入る。
ずっと観ている山間集落の田圃は
稲が穂を垂れ収穫期を迎えていた。
稲はたんぱく質まで持つ完全食品。
その年の実りの殆どを日本人に与え
種を繫いでもらう共生生物であり
日本人と稲は一体と言えるだろう。
◆雲を抜ける
「今日もレンブランド光線」
最深集落を過ぎた梶ヶ森林道は
雲海の中を登り薄日が射してきた。
大陸から張り出す冷たい高気圧は
重いから暖かい太平洋高気圧の下に
ゆっくり潜り込むため雲海が出来やすい。
「秋の空やね」
雲海や一天不壊の碧さあり 大谷碧雲居