猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 涼流

 大雨の続いた翌日
雲の空け間の滝は

   

 いつもより白い水飛沫が
大小の線を描いていました。

 雨上がりの景色は
水が描いたもの

 

 谷に響くアカショウビンの鳴き声も
時折水の音にかき消されて

 主役交代のようでした。

 

 道沿いの今日の花筵は
栗の花と栗毛虫

   

 どのような蛾になるのか楽しみです。

 上流に行くに従い

 

 静かになった水の流れは
木漏れ日を受け輝いていました。

 

                  此あたり目に見ゆるものは皆涼し  芭蕉