「イボタに熊ん蜂」
大形のミツバチ科のハチ。
体は黒色で胸背は黄色の毛に覆われ
体に毛が密生して熊を思わせる。
◆小雨降る山の広場
蜜や花粉を食する草食性の熊ん蜂は
大きい体をしているが性格は温和しく
私も見かけると柔らかい体毛に触れるが
今まで射されたことは一度もない。
土佐水木の撥水力凄いなぁ。。
「沢山毛が生えちゅうがやろう」
やっぱり人間の科学は
自然観察が基礎なんやろうねぇ。
◆赤良木峠
「また雨上がったね」
杖塚から少し引き返し
杣の道に入り峠に下った。
風を集める鞍部となる峠は
風がぶつかり雲が発生しやすい。
「真白けっけ」
何も見えないのが
今日の一期一会だろう(笑)
◆雲の中へ
涼風抜ける峠から
三辻山への近道に入る。
「雲の中は静かやね」
霧の中に整然と並ぶ杉檜。
植林には霧が似合うよなぁ。
「ここって
植生も面白いよね」
◆稜に乗る
雲の中は涼しいもので
近道が故の急な登りで掻く
汗も気持ちよく感じた。
アキレス腱のストレッチを終え
工石山山群の主稜線に上がり
再び山道は雑木林の中を歩く。
山道は山頂直下に設けられた
忘れられた昭和の園地に下った。
今日は山頂に上がろうか。
熊蜂のうなり飛び去る棒のごと 高浜虚子