この時期では強い寒気が南下し
3回目の寒の戻りとなった翌日には
寒気は影響を残し東海へ抜けてゆき
晴れる四国は放射冷却で冷えそうだな。
◆空を観る
先鋒寒気が東海上に抜け本体が南下。
北日本を中心に雪をもたらせた後も
4回目になる?寒気が北極で発達中だが
これも数年に一度レベルで異常ではない。
上空1500m付近 上空5000m付近
◆冴返る日
翌朝の高知市内は高曇り。
所詮人間の予想はこの程度のもので
等圧線の少しの蛇行で雲が現れる。
だから自然観察は楽しいんだろう。
先週強雨で見送った三辻山の
雨上がりを期待してtochikoと訪れた。
「咲いちゅう!
やっぱりここ凄いね!」
tochikoお気に入りの桜の場は
今年も満開で彼女を迎えてくれた。
◆川を遡る
山間県道は鏡川を溯り
源流域の深山に分け入る。
少し水量が増えたかな。
対岸の山が迫り
県道は山間集落に入る。
「山の一軒家にも
桜があるのがいい」
太古ヒマラヤ山脈から日本に辿り着き
日本人にずっと寄り添ってくれた桜。
花期は短くても懸命に咲き春を告げる桜は
日本人の美意識にも根を張っている様に感じる。
◆峠に上がる
山間県道は最深集落を過ぎ
葛籠折れに入り標高を上げる。
「今年は一斉に
咲いたみたいやね」
林道近くで山桜を見つけた。
同時に芽吹く葉と花の色合いが好きだ。
先週の大雨あとの三辻山は
どんな一期一会を見せてくれるだろう。
うしなひしものをおもへり花ぐもり 日野草城