猿板

遊山黒子衆SARUの記録

晩冬の三辻山遊山 帰る道

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 三辻山が稜線に突き出した
大岩の下にこの森のまほらがあり
他と違う空気の様なものを感じる。

◆まほらに入る

 「やっぱり鳥がいるね」

 自然の命が繋がっている事は
多くの現象で観察されているが
繫ぐ伝達手段は今だ解っていない。

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 さあ 帰ろうか。

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◆正常な老化のこと
 平均年齢が100歳になろう日本で
定年退職が現実となってきた私たちは
退職後の第二の人生の準備を進めていて
その一つに余暇の過ごし方も考えている。

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おおよそ人は50歳を過ぎると感受性が鈍くなり
疲れやすくなって食べ物も美味しくなくなる。
なので詰まらないから豪華旅行に行ってみたり
贅沢なことなど(無意味な?)をしたりする。

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しかし幼児はどんな詰まんないことでも
ケラケラ笑いながら楽しくやってるし
青年の河原のバーベキューも楽しそうだが
私達年齢層はそうはならない事が多いだろう。

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◆ふり返ること

 「ここは日当たりがえいき
   スミレが葉っぱ出しちゅうで」

疲れやすい元気がない美味しくない詰まらない
でも自然の中に身を投じてみたらどうだろうか。

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私達は20代から毎週末山を歩きはじめて
30年になろうとするが今だ飽きることなく
最初目が向いていた頂一点から目を下ろした
山麓には無限とも思える興味が広がっていた。

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◆通うこと
 山麓に目が向いたら山が限られてきて
同じ山の季節でも同じ風景はない事が見えて
その変化で気付きと学びを得ることが出来た。

 そんな通う道が楽しくて仕方なくなった。

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いつか山に入れなくなる時がくるだろう。
でも山に入れなくなったら近所の散歩がある。
散歩だって足下に目を向ければ大自然がある。

 それも出来なくなったらそれもいいだろう。

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 「お蕎麦は次の楽しみやね」

 いつまで続くんだろうなぁ。

どんまい ドンマイさ (^_^)

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髭白きまで山を攀ぢ何を得し  福田蓼汀