静かな道の脇に
ウバユリの実が開いていました。
中はからっぽ
よく出会う実ですが
不思議と種は見たことがありません。
種がこぼれないように側面が糸状になっていて
そこから風を受けて
上に飛ばすそうです。
かよう三辻山からは
我が街と太平洋
四国山地まで望む事ができます。
この日は風もなく
静かな曇り空ならではの景色が見えました。
良い天気とは
誰が決めるのか?
雨もよし、曇りもよし
それでみな生きているのにと思う
雪が少なかったせいか
落ち葉の色も明るい峠道には
鳥のさえずりが戻ってきて
クロモジの芽も膨らんでいるように見えました。
もうすぐ立春やもね。
山眠るまばゆき鳥を放ちては 山田みづえ